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2013年7月15日

 閉経後女性歯周病罹患患者様では、骨粗しょう症の検出率が高く、エストロゲン欠乏により、閉後の発症した歯周炎の進行過程に影響を及ぼす。
 歯周治療により改善していた患者様も、更年期を迎えると口腔の灼熱感、口腔乾燥症、味覚の変化、口内炎が起こりやすくなり、歯肉出血をきたしやすくなり、歯周病の進行が加速される場合もある。
 骨粗しょう症治療では、全身の骨代謝への影響と同時に、局所の歯周炎の進行を抑制できる可能性が、ホルモン補充療法、ビスフォスフォネート系薬剤やサプリメント投与において支持されている。 また、パノラマX線のオトガイ孔下部の下顎骨皮質骨指標が、閉経後骨粗しょう症患者のスクリーニングに有用であるといわれている。
 骨粗しょう症患者さまでビスフォスフォネート系薬剤を長期にわたり投与されている場合は、抜歯などの外科処置で顎骨壊死(BRONJ)をきたす可能性もあるため、歯科治療時に薬の投与を申告していただくことが望ましい。

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いのうえ歯科医院 院長 井上貴弘

いのうえ歯科医院
院長 井上貴弘

【経歴】
平成6年:国立岡山大学歯学部 卒業
奈良県立医科大学口腔外科(救急科)医員

平成8年:奈良県立医科大学口腔外科 非常勤医員
堺市内歯科医院常勤勤務

平成10年:奈良県立医科大学法医学助手
堺市内同歯科医院非常勤勤務
解剖資格(法医・司法解剖)取得

平成13年:医学博士取得
(論文博士,16論文,1st author)
みやもと矯正歯科医院(育成医療指定機関)

平成14年:大阪府和泉市青葉台にて開業

奈良県立医科大学口腔外科学非常勤講師
法医学非常勤講師兼任

【所属学会・役職等】
・日本口腔外科学会
・日本口腔インプラント学会
・大阪口腔インプラント研究会
・日本矯正歯科協会
・青葉はつが野小学校校医(2、4、6年)
・元 和泉市介護認定審査委員(4年)
・日本歯科医師会
・大阪府歯科医師会
・和泉市歯科医師会理事
・奈良県警察協力医
・和泉市民健康まつり歯科医師会実行委員長